原点の作品
2025/12/26 by 1年目 石井
こんにちは。新入社員の石井です。
2025年も残すところ、あとわずかとなりました。
今年は、大学の卒業、新社会人としての生活のスタートと、私にとって変化と学びに富んだ一年でした。社会人生活も1年目の折り返しを過ぎ、振り返るとあっという間だったなと感じます。それだけ、日々が充実していたのだと思います。
今回は、本年携わらせていただいた作品を振り返りながら、6月から担当していたテレビアニメ『瑠璃の宝石』の特別企画「日本のあちこちイッテ鉱!」について書きたいと思います。
この作品は、4月に未経験でこの業界に飛び込んだ私が、初めて担当についた企画でした。
最初は右も左も分からず、不安ばかりの日々でしたが、この4か月間で本当に多くのことを学ばせてもらい、まさに自分にとっての“原点の作品”になりました。
全7回の放送に向けた準備はとにかく壮絶で、遠征の手配や初めての宿泊ロケ、Photoshopでのサムネイル作成、SNS動画の編集まで、すべてが初体験。失敗も多く、頭を抱える日も少なくありませんでした。
たとえば、YouTubeを見るときに何気なく目にするサムネイル。
実際に作る側になってみると、「どうしたら目を引くか」「内容が気になるか」を考えながら、レイアウトや文字のデザインを組み立てていく難しさを実感しました。
エピソード2のYouTubeサムネイルでは、「鉱物」という文字を、本編に登場する蛍石をイメージしたデザインにしたいと考え、色のグラデーションや光の表現を加えて、宝石のように輝いて見えるよう工夫しました。

普段は映像編集が中心の業務なので、静止画であるサムネイルは、限られた一枚の中に情報を詰め込む必要があり、とてもチャレンジングでした。ただその分、魅せ方を考え、自分のアイデアを形にするという点で、非常に良い勉強になりました。
鉱物という今まで扱ったことのないテーマ、初めての地方ロケ、サムネイルやSNS動画の制作など、悩む場面も多くありました。それでも、現場で出演者の方々と一緒に鉱物について学び、ロケを重ねるごとにチームの一体感が強まっていくのを感じ、気づけば7回目の放送を迎える頃には「終わるのが寂しいな」と思えるほど、この作品への愛着が深まっていました。
目の前の業務をこなすことで精一杯だった最初の頃から、少しずつ「どうすればもっと良い作品になるか」を考えられるようになり、自分なりに心も技術も成長できたのではないかと感じられる、かけがえのない時間でした。
―「私にだって採れるはず!」―
アニメ『瑠璃の宝石』のセリフのように、番組制作に深く関わる中で、“自分にできること”をたくさん見つけることができたこの企画は、今の自分にとって確かな“原点”です。これからも自分にできることを信じて、一歩ずつ進んでいきたいです。
そして先日、アニプレックス様にご招待いただき、アニメの打ち上げ式にも参加させていただきました。

これまでのロケは多くても20名ほどの規模だったため、アニメ制作に携わる数えきれないほどのスタッフの方々が一堂に会する光景に、ただただ圧倒されました。
皆さんがそれぞれの思いを語る姿を見て、視聴者だけでなく、制作スタッフの方々にもこれほど愛され、熱量を注がれている作品に、微力ながら関わらせていただけたことへの感謝が溢れ、胸が熱くなりました。
この経験を通して、番組づくりの面白さと、チームで何かを形にしていく喜びを改めて感じました。
年明けには各放送局でアニメの一挙再放送も予定されているそうです。アニメとあわせて、おかわり「イッテ鉱!」はいかがでしょうか?
ぜひチェックしてみてください!