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子どもに伝えたい伝統行事6

2013/07/05 by ゆき


梅雨も明けないまま、とうとう7月に突入しました。

さて、今回ご紹介する7月の伝統行事は…


7月7日の七夕です!

 

皆さんも、短冊に願いを込めた経験があると思います。
私は何度「彼氏ができますように」と願ったことか…

 
まずは七夕の伝説で知られる織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)
ラブストーリーをご紹介します。


織姫は機織り(はたおり)がとても上手で、
織物を織っては父である天帝へ捧げていました。

出会いの少ない娘・織姫に、天帝は牛飼いの彦星という若者を紹介することに。

 二人は恋に落ち、夫婦となって共に暮らすようになりました。

るとどうでしょう、
織姫は機織りに身が入らなくなり、彦星は牛を追わなくなってしまったのです。


怒りを覚えた天帝は2人を引き離すことに。

 天の川の両岸へと別れ別れになり、深く悲しむ2人を見て
天帝は1年に1度だけ、再会を許そうと決めました。

皮肉にも梅雨の明ける前、
7月7日の七夕の日に雨が降らなければ…と。  



七夕の伝説には諸説ありますが、
世界によく知られている大まかなストーリーは上記です。
  

はなぜ短冊にお願いごとを書くようになったの?
という疑問が残ります。


ここからが日本独自の「伝統」のお話。

 ご存知の通り、お盆には祖先を供養するのが日本の習わしです。

古くは七夕を、「棚幡」と表記しました。
精霊棚(祖先を祀る棚)と幡を納める日が7日の夕方であったことから、
「七夕」との表記になったのだとか。


七夕は盆行事の始まりに行う、
いわば精霊(祖先の霊)を迎えるための準備の儀式なのです。
 
笹は精霊を宿すとして知られてきました。
中国ではその笹に、色とりどりの糸を垂らします。
 
古来より日本では、文字の練習のため、
短冊に歌を綴り「字が美しく書けますように」と笹に吊るす習慣がありました。

そこから中国の習わしとがかけ合わさり、
「 願いが叶いますように」と色とりどりの短冊を笹に吊るすようになったのだとか。

七夕の伝説は世界に知られるラブストーリーとなっていますが、
短冊に願い事を込めて笹に吊るすのは日本ならではの伝統的な儀式だったのですね。

今年は何をお願いしようか、今からワクワクです!
皆さんはもうお決まりですか?
 
きっと皆さんの精霊たちが、

その願いが叶うようにと
後押ししてくれることでしょう。


アーカイブリスト