ロケや収録に必要な道具を準備するのも、ADの仕事です。

道具準備はこんな風に言われます。

「田中、巻物を準備しといて」

「巻物って忍者が使っていた、あの巻物ですか？」

「そうそう。出演者が巻物に書いてあるキーワードを読む、みたいな演出にしたくて。」

これを読んでいるみなさんは、「巻物ってどうやって準備するんだろう？」

と思ったはずです。

当時の私の頭の中も同じです。収録まで残されている時間は48時間。

その間にどうにかして、巻物を準備しないといけません。

まずは会社近くの雑貨屋・文房具屋に片っ端から電話。

「巻物って取り扱いされていますか？」

「巻物！？ですか…あの忍者とかが使うものですか…？」

「そうです！」

「うちには取り扱いはないですね」

「そうですよね…」

そんなこんなで10件程電話したが見つからず…

こうなったら残る選択肢は1つ。

自分で作る、です。Google先生に【巻物　作り方】

まさかこんな検索をする日がくるとは…

簡単そうに作れて、なおかつクオリティが高そうなものをピック。

そこからは図工の時間です。

夏休み最終日に自由研究を作っているような気持ちで、

黙々と作業を進め、完成したのがこちら！

※巻物に記載している部分は番組内容に関わるので、伏せさせていただきます

既製品に比べると、粗は目立ちますがディレクターさんからOKを貰うことができました！

ちなみに、こちらの自作した巻物はお正月にテレビでみれるかも！？

ぜひお楽しみに！